砂糖水 炭酸水

指さきでふれて
そっとふれて
気づかないくらい
そっと
そぉっと
虹があらわれる時みたいに

そうして
きらきらでぴかぴかの
さんそであふれた海へ
さんそと星くずと
あわあわであふれた海へ
あたしをしずめて
口をふさいで
呼吸のしかたをおしえて
神さまとか
運命とか
そういったもので
あたしを生かしつづけて

ありがとう
ほんの少しだけでいいの
よかったの
えいえんとよばれるものを
光のほうがくを
はじめからみえていたかのように
望んで

 夏がすぎようとしているよ

(( レイニー レイニー ))

雨のにおいのする
土にうつぶせて
祈りさえ必要とせずあたしは
生きてゆける